住宅ログ[18]契約
「擁壁が~」
「地盤補強で~」
「構造計算も~」
と建てる前の土地造成費がかかる事を指摘してくる。
再確認するたびに落ち込む。
予算から土地購入費、土地造成費、建物と計算していくとA社以外の選択肢はない状況だった。
だがA社は間取りやデザインに魅力が感じられず契約を躊躇していた。
A社最初のプランは総2階建てと平屋の2パターン。
どちらも外観間取りがイマイチで、他社の建売のほうが良くね?と。
再度、こちらの要望やイメージを写真付きでメールでまとめる。
それと擁壁の費用を抑える工夫を考えてもらい、修正プランニングを依頼。
このやり取りをしばらく続け、
「安いのは間違いない」
「だが間取りやデザインの提案がイマイチなので、こちらのイメージや要望を頑張って伝えて修正させて実現する」
「最悪、担当変更してもらう」
という危険な結論に至る。
頭の隅に土地Bの事が引っかかってたが、
意を決してA社と建築請負契約をする。
結論としてこの決断は失敗だったのだが、
それに気づくのはもっと後の話。
そしてこのあと、予期せぬエラーが起こる。