住宅ログ[11]D社と相談
有給消化しD社へ。
同級生から紹介された営業M氏はとても丁寧で話やすい方でだった。
そしてイキナリ社長が会議室に入ってきて地元ネタで話しかけてくる。
社長:
「〇〇さんとこもウチが建てさせてもらったよ」
「△△さんもこの間相談にきてたけど、同い年ぐらいじゃない?」
なかなかの地元ネタで盛り上がる。
10分ほど世間話をして、社長も一緒にプラン説明へ。
M氏:
「事前に現場見てきました。メールに書いてたように、外構工事が費用がかかりますね。盛っても削っても。ウチでコストダウンを提案できるとしたら、まず木造建てにします。そしてガレージはRCの混構造でプランニングになると思います。」
俺:「混構造ってのは?」
M氏:
「たとえば下のガレージをRC造で、上に鉄骨や木造で部屋を作る感じです。このRC造で後ろの道を支持しつつ、ガレージと倉庫だったり部屋を。で、RCの上に平屋を乗せるイメージです。」
俺:「なるほど。そういう造り方もあるんですね。」
M氏:
「実際に混構造で建てた物件が近くにありますが、見に行きますか?」
俺:「ぜひお願いします」
というワケで早速見学へ。
だいたいの場所を確認していたのだが、「もしかしてアレかな?」という物件が見えてくる。
近づくにつれ不安は高まり、目の前で停車した瞬間に落胆へと変わった。
M氏:
「ここは土地が丘の高い部分だったので、下の道にあわせるために車庫はレベルをあわせてます。なので下はRCでガレージを作って箱にして、その上に木造平屋ですね。外階段になりますが。」
俺:「なるほどー(外階段はちょっとなぁ)」
もう一軒、通常の木造平屋を見せてもらった。
俺:「なるほどですねー(D社は好みと違うなぁ)
誤解を恐れず言えば「普通の家」なのである。
長方形で三角屋根。サザエさん。
自由設計とは言ってたが、これは規格住宅レベルだろう。
家に対してこだわらない、
住めればいい、
どうせ中から外観はわからない、
不便じゃなくて高くなければ、
って人ならOKだろう。
エアコン室外機も通りに面して設置されている。
M氏の対応は良かっただけに残念だが、D社はここで脱落と決め解散した。
なかなか光が見えてこない。